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感想文/ノンフィクション『暮らしのことば 擬音・擬態語辞典』 | 04.06.22 (火)

『暮らしのことば 擬音・擬態語辞典』感想

長所

  • 用例が量・種類ともに豊富なところ。特にマンガでの用例を多数掲載している点は、この手のお堅い本としては評価できる。引用されている作家と作品は以下の通り
    • 赤塚不二夫『おそ松くん』
    • あさりよしとお『宇宙家族カールビンソン』
    • 植田まさし『コボちゃん』
    • うえやまとち『クッキングパパ』
    • 東海林さだお『サラリーマン選科』
    • 蛭田達也『新・コータローまかりとおる!柔道篇』
    • 松本零士『男おいどん』
  • 用例のみならず、語によっては類語・語源・変遷の歴史も解説してあり、参考になる

短所

  • 歴史のある擬音・擬態語が多数収録されている反面新しい擬音が収録されていない。擬音は流行り廃りが激しい言葉なので、その判断は理解できるが、「ちゅどーん」や「どぴゅっ」すら収録されないというのはいかがなものか
  • 淫らな音、汚い音もほとんど収録されていない。せいぜい 「ぷっ」:放屁の音 がある程度。収録語に明らかな偏りがあるというのは、辞書としては問題がある
  • 用例として小説や雑誌はかなり多岐にわたり引用されているのに、マンガからの引用は上記7作品のみ。これは少し残念だった

あと、特筆すべきはコラムの有用性か。 小説・マンガに応用の利く話が揃っているので、 このコラムだけでも目を通しておく価値はある。 本自体は¥3,900と、多少買うのに躊躇する値段ではあるが。

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『暮らしのことば 擬音・擬態語辞典』
編者:山口 仲美
税込価格 : \3,990 (本体 : \3,800)
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