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お知らせ/自著物解説『かぐわしや政宗』 | 06.11.29 (水)

『かぐわしや政宗』について

『コミック乱』2007 年1月号( 2006/11/27 発売 )に載ってます。

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これまでに乱に載せていただいた作品にくらべて、 やや史実無視の度合いが強いです。

史実と創作のバランス調整には、いつも悩みます。

今回は代原扱いということもあって、多少、はっちゃけてもいいかな……と思ってはっちゃけてみました。

参考文献で森鴎外の『興津弥五右衛門の遺書』を挙げてます。

ギャグマンガの参考文献にされて文豪も迷惑してるとは思いますが、 香木をめぐって伊達家と細川家が争うという着想はこの作品から得たので、 言及しないのはフェアじゃなかろうと思いまして。

執筆時に青空文庫で読めなかったので、 近所の図書館で読みましたけど、ガチ旧かな候文だったので、 わかるとこだけ流し読みで勘弁してもらいました(誰に?)。

なので、主に参考にしたのは次のページにまとめてあったあらすじです。

一木四銘の謎
http://www33.ocn.ne.jp/~kazz921/zatsugaku/simei.html

なんつーか、せっかくだから代理戦争じゃなくて当主どうしのタイマンをなんとか描けないか……と無理矢理に状況設定して、今回の作品になりました。

だから、着想を得ただけでは実はあんまり『興津弥五右衛門の遺書』を参考にしてないんですけど、でもやっぱり言及しないのはフェアじゃないと思うんで……(しつこい)。

ところで『興津弥五右衛門の遺書』ですけど、 弥五右衛門が殉死するくだりの、介錯が浅くてすぐに死なず「喉笛を刺されい」と言いながら死ぬ描写が壮絶すぎでした。

> 後ろに立っている乃美市郎兵衛の方を振り向いて、「頼む」と声をかけた。白無垢の上から腹を三文字に切った。乃美は項(うなじ)を一刀切ったが、少し切り足りなかった。弥五右衛門は「喉笛を刺されい」と言った。しかし乃美が再び手を下さぬ間に、弥五右衛門は絶息した。

介錯人なんてあの時代でも引き受ける機会は少なかっただろうから、失敗があったとする描写にはリアリティを感じます。勉強になるなったせねば。

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