このブログは移転しました。→http://www.masuseki.com/wp/ 300 秒後に移動します

お知らせ新連載『ロックな楽典』始まりました。 | 14.04.04 (金)

桝田道也 2014 年新連載『ロックな楽典』始まりました。

なんの因果か、世間並みよりもずっと音楽を聴かない、楽譜の知識もない、そんな私が西洋音楽の規則と理論を解説するマンガの作画を担当することになりました。
 ロックな楽典_第一回

ある先生の授業を私が受けて、それをおもしろおかしい2ページのマンガにするという連載です。まず、すでに DigiRECO JR (季刊) というフリーマガジンに第一回が載ってます。同じものが DigiRECO / ElectricGuitar 誌(ダブル誌名でダブル表紙の月刊フリーマガジン)にも載ります。

主に楽器店に置かれるフリーマガジンですが、高校の軽音部などにも配布されてます。
DiGiRECO JR

  軽音楽部を応援するお勉強マガジン デジレコ・ジュニア - Music Network Corporation
  http://www.musicnetwork.co.jp/work/digireco-jr/

  DiGiRECO/ElectricGuitar - Music Network Corporation
  http://www.musicnetwork.co.jp/work/digireco-electricguitar/

そんで、DiGiRECO/ElectricGuitar で数回分たまったら、それをまとめて DigiRECO JR にも載せて……というパターンの連載です。

バンドもやってるミュージシャンなマンガ家はたくさんいるのに、なんでよりによって、CDを買うのは年に一枚レベル(それもシングル)な私にお鉢が回ってきたのか。うふふ。

楽器(ギターやドラム)は弾けるけれども楽譜は読めないという読者のために、楽譜の読み方や基礎理論である楽典を教えたいという連載なのですね。私のような初心者に講義をして、その習熟度に見ながらマンガの内容や一話分をどれくらいにするか決めたいから、という理由があるみたいです。だから、むしろ初心者である方がいいらしい。

高校生の軽音部のみなさんへ。 楽器アレルギーで楽譜もあんまり読めない人間がマンガを描いてますが、原案と監修の方は、ちゃんとした方なので、ひとつよろしくお願いします。

それで、もちろん先生の講義を受けているわけです。お城マンガもそうでしたけど仕事となると全力で勉強するのが私のやり方。これが、まー、楽しい。

楽典については、予習しない方がいいと思うのであえて避けてますけど、 自分の音楽無知・音楽の聴かなさっぷりを直すべく、図書館で音楽史やロック史の本を借りて読み、ロック黎明期の洋楽ヒットソング集を借りて聴いたりしてるわけです。

勉強は、義務じゃなくなったら本当に楽しい。仕事絡みだから義務といえば義務なんだけど。

なぜジャズがブルースがロックが生まれたのか…そういう話を俯瞰目線で読んでると、 職業柄それをマンガに当てはめて考えてしまうわけで、ミュージシャンのコンセプトやパッションからヒントを得て、自分の長年の、マンガについての考察の、おぼろげな答えをつかむことができました。

それがどういう考察で、どういう答えを得たのかを得意顔で発表するつもりはないですけどね。 あくまで自分の創作欲求のための考察だから。

勝手な思い込みかもしれませんけど、創作を稼業とする人間はみんな、その辺を考えるものだと信じてます。 枝雀師匠が笑いとは緊張と緩和という結論に達したように、全員が自分なりの疑問を持ち、答えを追い求めてると。根本とか本質とか、笑いとは何か?感動とは何か?マンガとは何か?小説とは?映画とは?etc,etc……

創意とはどこから来るのか 創作とは何物か 創作はどこへ行くのか

そういうことを、作家やマンガ家や芸術家や作曲者は、みんな考えているものだと信じている。自分がそうだから。ただ、みんな大人だから個人的な答えを偉そうに披露しない程度に分別があるというだけで。

そんなわけで、音楽の勉強はもちろん楽しいのだけど、マンガ家としての自分もオレオレ理論の実践の場を得られたわけで、本当に楽しい。

しかも、今回の考察に至る前からちょこちょこ考えてきたものの普通のマンガ誌では使う機会のなかった表現を試せる連載でもあるんですよ、このマンガ。

2ページなので、そんなに大がかりな表現はできないので、ほんのちょっとした「試し」なのですが。

 ロックな楽典 第1話 サンプル

せっかくの横書きマンガなので、アメコミに倣ってセリフを基本は中央寄せ・手書き風フォント・プロポーショナルにしたりね。こういうことが気軽にできるのも趣味でフォント製作をやってる私の強み。

セリフは無料の手書きフリーフォント・みちますをプロポーショナルにしたものを使ってます。

あと、みちますプロポーショナルの中太と極太も用意したので大変だった。

なお、みちますプロポーショナルは今のとこ、リリース予定はありません。あしからず。

マンガの内容は、よくある先生と生徒マンガ。学習マンガだから、これは仕方ないですね。 波瀾万城ではそれを避けたくて擬人化というトリッキーな手段を使ったけど、そうそう何度も使うわけにはいかない。

先生が AC/DC のアンガス・ヤングもどきなのは、おそろしいことに
「単にギャグマンガにしたら使いやすそうなキャラだったのが彼だった」
というだけであって、私がファンだとかそういう理由はまったくない、という。

先に述べたとおり、私は今まであんまり音楽を聞いてこなかった人間。 ましてや洋楽なんて頭まっちろの赤ん坊の脳みそ状態。

愛のないパロディをするなという日ごろのマイ信条はどこへいったのやら……

あ、AC/DC は、今回の仕事が決まってから YouTube で『Thunderstruck』って曲を聴きました。 そのときメモした一行感想↓
ああ、これこれ。突っ込んで欲しいところをグッと決めて、やりすぎない感じ。なるほど大ベテラン、レジェンド。

ついでにロゴ
 rock_na_gakuten_logo.png

それがどうしたというわけでもないけれど、ロゴはオープンソースのベクターグラフィックエディター Inkscape で作りました。

ロゴ制作においてはこの記事を参考した。ものすごい参考になった。 / 自分の名前をメタルロゴ風に - デイリーポータルZ:@nifty

書籍の装丁を見てると、昨今は既存のフォントの組み合わせでロゴを作るのが主流で、こういうスクラッチするタイプのロゴはいまや古いみたいなんだけど。まあ、いいやな。

ついでに、タイトルが決まってなかったときに作ったロゴ。ちょっと冒険心が足りてない感じ。
 gakutentengoku_logo.png

まあ、そんな感じです。 一ヶ月に2ページなので、単行本になるのはいつのことやら……ですけど。

2ページだとそんなに大仕掛けのネタができないのでわりと肩の力を抜いて、 でも考えている試みは可能な限り全力で突っ込んでいく、そんなマンガになると思います。

自分ひとりの作品ではないので、浅倉家やファンブルファイブみたいなわかりやすい実験マンガにはならないと思いますが、マンガは好きだけど音楽は……って人もぜひ、ご注目ください。

言うまでもなく音楽好きや楽譜の読み方を勉強したい人にも!

知り合いにミュージシャンがいる人は、ぜひ宣伝してください!


コメント

1: 桝田道也 (2014/04/04 22:25)
あ、「ファッション」とすべきところが「ファション」になってる。
あああ。字を入れてるのは私だから、100% 私のミス。あああ。

2: すぎさく (2014/04/05 03:41)
やったー ますださ~ん(^^) こんど楽器店のぞいて見てみますね~

3: 桝田道也 (2014/04/06 19:12)
ありがとうございます!よろしく~

この記事はコメントおよびトラックバックの受け付けを終了しました。

Powerd by rNote 0.9.7.5 / Copyright : 桝田道也(MASUDA mitiya) 1997- all right reserved.