本当にあった強《こわ》い階段
タイトルに深い意味はありません。強い感銘を受けた階段の写真を貼っていくためのエントリです。ときたま更新します。
この記事内では新しく書かれたものほど、上になります。
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ご近所の無用階段(東京都板橋区)
当サイトの別記事から転載。くわしくは↓をどうぞ。
>[路上観察] ご近所の無用階段 | ブログ桝席
http://blog.masuseki.com/?p=97
博多のスケスケ階段(福岡県福岡市)
この項のパーマリンク:http://www.masuseki.com/wp/?p=8009#hakata_sukesuke
史跡というわけでもなく、誰かデザインしたのか説明されているわけでもなく、筆者は建築の専門家でない。となると、ブログにおいては、
「これ、かっこよくね?俺はグッと来たから撮った」
以上のことを書きようがなかったりする。この階段も、そういうもののひとつだ。
ただ、無理やり何かコメントするとしたら、スケスケだから真下からおぱんつ丸見えだな、ということくらいだ。上の人がおぱんつを履いてて、かつスカート状の衣服であれば、と仮定しての話。
正確な場所は記録してないが、博多駅周辺であることは確かだ。ストリートビューで丹念に調べれば見つかるだろうが、私は断念した。
根津のオバケ階段(東京都文京区)
この項のパーマリンク:http://www.masuseki.com/wp/?p=8009#mirage_steps
なにせ、観光名所として Google Maps に載ってるくらいの階段だ。メジャーすぎる気はするが、見ておかないわけにはいくまい。
場所はここ→ geo:35.71849,139.76227?z=18 – OpenStreetMap
これを3列とみなすと、向かって右2列が新しい階段で、左の途中で途切れてる部分が古い階段だという。
この、古い階段と新しい階段のズレがオバケ(上りと下りで段数が変わると言われている)の由来かと思ったが、オバケ階段と呼ばれるようになったのは、新しい階段ができる前からのようだ。
オカルトに興味はないが、どうも、蹴上がり(階段の一段の高さ)が低いため、上りと下りで数え間違ってしまうというのが定説らしい。ぶっちゃけしょーもないオチだ。
真相はともかく、このグイッと曲がる感じはいかにも路地の階段のワクワク感があって非常に良い。
今でこそ都心の文京区であるが、江戸時代はそうではなかった。
“まぐろ売り 根津へへなへな かつぎこみ”
の根津だ。魚河岸のある日本橋からやや遠いというだけではない。ここはギリギリ、山の手=武士町なのである。
町民から見たら、違うクラスタの世界なのだ。
旗本八万騎の武士の中でも収入の低い、下級武士が住んだのがこの界隈だった。
町人から見ての貧乏武士町に対する不安や偏見は明治・大正まで残っていたのだろう。そんな江戸の闇の残り香が、オバケの噂となったのではないか。
ちなみに古い方の階段は屈曲部で途切れてるが、味わい深いのはやっぱり、古い方なのであった。
中央線の保線作業用階段(山梨県大月市)
この項のパーマリンク:http://www.masuseki.com/wp/?p=8009#otsuki
コンクリブロックに鉄骨をぶっ刺しただけという豪快な階段。立ち入り禁止じゃなかったら登ってた。
東洋シャーリング工業の階段(東京都北区)
この項のパーマリンク:http://www.masuseki.com/wp/?p=8009#tsi
本当に怖い階段 ヒザから力が抜ける – デイリーポータルZ:@nifty で、東京都北区に階段好きの心の銅鑼を鳴らすステキ物件があることを知った。東洋シャーリング工業という会社の階段だ。
すっばらしい。だが、そうはいっても(dpz への投稿ともども)ストリートビューだ。機械的に撮られたものだから、撮影者の感動が伝わってこない。これは、ぜひ、自分の目で見なくては。……そう思って、実際に行ってみた。
生命と非生命のあいだ
空と君とのあいだに
ロンヤスのあいだ
冷静と情熱のあいだ
階段と梯子のあいだ(←New!)
もう充分たのしんだけど、ここで帰っちゃストビューで見るのと変わらない。登ることはできないけど、もうちょっとだけ、近づいてみよう。
ほんとこのひとは、なんでもかんでも「いい!いい!」て言っては全方位に浅く広く、かじるだけなんだから、もう。